算術式のfor文

ループ処理のfor文はこちら

 ループ変数を使い算術式を評価しながらループを繰り返す。

この算術式のfor文はbashのみで使用でき、shではできないようです。
C言語のfor文とほぼ同じ記述で使えますが、bashでしか使えない構文の為、この算術式のfor文を使うとbash依存のシェルになってしまいます。なので算術式のfor文は使わず、while文を使った方がよいと思います。


 では書式の説明をしていきます。基本的な動きとしては算術式1を実行して、次に算術式2を評価します。ここで真であれば『{ }』の中の行いたい処理を実行していきます。
そしてループ処理が終わったらここで初めて算術式3を実行します。
これをループしていきます。
 また、算術式3は省略する事が可能で、省略した場合はループ後の算術式3の評価が必ず真になり算術式1の評価が始まります。

for ((算術式1; 算術式2; 算術式3)) {
	行いたい処理
	   ・
	   ・
}

例として、1から100までの整数の和を出力するシェルを記載してみます。

SUM=0
for ((i = 1; i <= 100; i++)) {
	((SUM += i))
}
echo "$SUM"